お布団大好き

推しへの愛の備忘録

女子大生が俳優にガチ恋拗らせたよくある話②

推しの個人SNSアカウントやブログがないため、私は彼の事務所にファンレターを送ろうと決めた。しかしこれもまた、そううまくは行かなかった。

 

まず私は、彼の事務所の公式サイトを調べた。彼の所属する事務所は大手というわけではないが、知名度の高い俳優が所属しているため知る人ぞ知る、というような事務所であった。

 

余談だが、俳優という職業の人に熱中するのはこれが初めてではない。過去に一度、2.5次元で活躍していたアラフォー舞台俳優のファンをしていたことがある。しかし当時は、以前の推しが出演している現場に一度だけ足を運び、あとはファンイベントにたった一回参加しただけの、この界隈でいう所謂"茶の間"であった。

それに以前の推しは悪評もちらほらあり、私も推しのはっきりしない態度に気持ちが冷め、いつの間にかファンを降りていた。その推しが、有名女優との電撃結婚で世間を騒がせたのはまた別の話である。

 

さて、本題に戻ろうと思う。

私は事務所の公式サイトから、ファンレターの送り先、つまり事務所の住所を調べた。しかしあろうことかなんとその事務所は住所を公開していなかったのだ。なんというデジャヴ。

それなら公式サイトではなくネット上で検索をかけようと、「(事務所の名前 ) 住所」と検索した。するとそれらしき住所がGoogleマップと共に現れた。が、よく見るとそれは別の場所にある同名の株式会社であった。紛らわしい。

私は焦りを覚えつつ、言葉を変えて何度か検索を繰り返した。すると1件、ヒットするものがあった。芸能事務所とカテゴリ分けされた同名の会社の住所。これだ!と思い、早速私はこの住所宛にファンレターを送った。このファンレターのために新しく封筒と便箋を買い、新品のボールペンで心を込めて書いた。初めてのラブレター、彼は読んでくれるだろうかなんて叶わない恋心をよそに、この手紙はとんでもない所まで飛んでいくのである。

 

ファンレターを送って数日、私はふと疑問に思った。

同名の会社が少なからず1件はヒットした中で、よく調べずに手紙を送ってしまってよかったのだろうか?もしかして、もっと近くに事務所があるのでは?

そう不安になった私は、事後報告ではあるが彼の事務所に問い合わせのメールを送った。この住所で送ってしまったのですが、差し障りありませんでしたか?と。

事務所からの返答はすぐに来た。そしてこの事務所からの返答に私はまた頭を抱えることになる。